8TH ESTATE WINERY
8月29日(土)、月1回のペースで開かれるという香港島の8TH ESTATE WINERYの試飲会に行ってきました。
ワイナリーの場所は、香港島の裏側に位置するアプレイチャウの工業ビルの3階にあります。今回は、短期間の滞在で時間がないということもあり、セントラル(中環)のフェリー乗り場からタクシーで向かいました。およそ30分、約80HK$(いずれも渋滞により異なります。)の行程です。

タクシーは“アウトレット”で知る人ぞ知る、ホライズンプラザというビルの前で停車したので、ここかと思いきや、ワイナリーは別のビルの3階にあるようで、徒歩で2軒先くらいのビルへ移動しました。
右の写真がワイナリーの入っているビル「港湾工貿中心」のエントランスです。
ビル自体は、お世辞にも綺麗とは言えず、雑居ビルといった雰囲気です。

3階へ上がると、まるで倉庫のような風景に少々不安になりますが、薄暗い通路をずんずん進み、306号室を目指しました。
すると、ガラス張りの扉があり、中を覗くと、ほのかに明るい照明に照らされた、樽や、重厚な長テーブルが見えるではありませんか!
部屋に入ると、オーク樽の木の香りとワインの甘い匂いがしました。狭いながらも趣味の良い家具と、整然と並んだ樽を見ていると、香港に居ることを忘れてしまいそうです。ビルの風貌からは考えられない、素敵な部屋です。

心地良い空間に酔いしれながら、早速 ワイナリーの説明を受けます。
日本から電話で予約をしたので、先方もすぐに私を認識したらしく、すんなりと説明に入ってくれました。
ここのワイナリーは、ワインの醸造のみを行っており、その原料となるぶどうは収穫されて2時間以内に凍らせ、世界各地からこのワイナリーに届けられます。そしてこのワイナリーにて解凍し、果実を潰し、発酵を経て、マシンで果汁のみを搾り出し樽詰めされるというわけです。
オーナーはカナダ人のリセーンさんという女性で、カナダでこのビジネスを思いついたようです。
香港の暖かさは、ぶどう栽培には不向きですが、醸造には向いているとのこと。また、今年に入って決められた“関税撤廃”が、このワイナリーを立ち上げた大きな理由だそうです。
ワインは、いくつかあるうちの4種類を選び、1人60HK$を支払い、試飲することができます。
MADE IN HONG KONG!初めてなのでドキドキです。
私は、ゲヴァルツトラミネール、シャルドネ・オークエイジ、メルロー 、シラーの4種類を選びました。
ゲヴァルツトラミネールはこのぶどう品種の特徴でもあるライチ香を中心に、数種類のフルーツ香があり、味わいは豊かな果実味の中にシャープな酸が感じられる素敵な味わいでした!「これが香港醸造のゲヴァルツとは・・・凄い!」
シャルドネ・オークエイジはオーク樽による熟成を充分に経たようで、トースティーでイースト香が存分に感じらる造りでした。独特な甘みがあるので好みが分かれる味わいだと言えますが、カリフォルニアの濃厚でたっぷりとした味わいのシャルドネがお好きな方にはお薦めですね!
メルローはワシントン州から来たぶどうを醸造したとの事で、果実味豊富でボリューム感に富んだ味わいを想像していたのですが、味わいはシャープで若々しいタンニンが印象的なものでした。ヴィンテージは2007年という事もありまだ若いのでしょうか・・・?
シラーはかなり完成度が高いものでした。程よい果実味とスパイシーさがバランスよくまとまり、その後重厚なタンニンが口の中で広がる肉厚なワインでした。ローヌのシラーと言うより、オーストラリアのシラーズに近い味わいかもしれません。説明してくださった8thワイナリーの女性もこのシラーには自信があるらしく、とても熱のこもった説明をしてくださりました。

やはり現地で飲むワインは最高ですね。
香港に居ることも忘れ、素敵な空間でとても美味しく頂きました。
お土産で、2007年“HERITAGE”を購入したので、ホテルの部屋で頂こうかと思います!
The 8th Estate Winery
Room 306, 3/F, Harbour Industrial Center,
No. 10 Lee Hing Street, Ap Lei Chau, H.K.
URL:http://the8estatewinery.com/
TEL : +(852) 2518 0922
※訪れる前に予約を!メールでも電話でも受け付けてくれます。
2009-09-07 19:03